8月のオンラインジャズスクールのスケジュールをアップしました。
また、同月より『音楽講師のためのジャズピアノレッスン』クラスを日曜日に1枠増設することにしましたので、併せてお知らせします。
皆さんこんにちは。
ジャジーランドオンラインレッスン7月のレッスンメニューです!
課題曲は今月から新曲です。もう本当に暑いんでね、せめて音楽で涼しくなろうということで、ここはやはりボサノバの出番でしょう。ということで、ボサノバといえばこの人、アントニオ・カルロス・ジョビンの『Corcovado/Quiet Night and Quiet Stars』にしました。全クラス共通です。コルコバードは母国ブラジルのポルトガル語で、クワイエットナイト〜は英語バージョンですね。この曲が作られた1960年代当時は、ジョビンの曲が全米で大ヒットしてましたから、このように英語タイトル、歌詞が付けられていたんですね。
情熱という言葉はこの国のためにある、と思っている人は私だけではないと思いますが、意外や意外、その情熱の国ブラジルを代表する音楽が、このクールで知的なボサノバです。その知的さ加減は、ジャズを凌駕するとすら思いますね〜。ギターの軽い爪弾きと、張りあげない魅力的な歌声は、心地よい以外の何者でもなく、いつまでも浸っていたいですよね。でも、そんな心地よさの裏には、実はめちゃくちゃ高度なコード理論がガンガンに仕込まれているんです。そんな完璧なものをジャズミュージシャンがほっとくわけない訳です。(笑)そんなわけで、ジャズミュージシャンは、ボサノバの曲やリズム、そしてフィーリングをジャズに取り入れて演奏することを、一つのスタンダードとしてしまったんですね。ということで、この素敵すぎるクールで知的な曲をジャズ的に攻めていきましょう。
課題曲の譜面とリズム譜、マイナスワン音源、左手のコードボイシング表は近日中にアップしますので、今しばらくお待ちください。
- リズムトレーニング:ボサノバの基本リズム「パルティド・アウト」と「イーブン8th」
- テーマの練習:ベースとドラムに乗せてCorcovadoのテーマを歌おう
- コード:Corcovadoに出てくるコードのコードトーンを調べる
- 基本練習:スケールを弾こう(AマイナースケールとCメジャースケール)
- テーマの練習:ベースとドラムに乗せて、Corcovadoに出てくるコードのルートと7thを左手で押さえて右手でテーマを弾こう
- リズムトレーニング:ボサノバの基本リズム「パルティド・アウト」と「イーブン8th」
- テーマの練習:ベースとドラムに乗せてCorcovadoのテーマを歌おう
- コード進行:Corcovadoのコード進行を分析しよう
- コードボイシング:Corcovadoのコードを左手のクローズドボイシングで弾こう
- テーマ:ベースとドラムに乗せてCorcovadoのテーマを演奏しよう
- アドリブ:ダイアトニックスケールでアドリブしよう
- リズムトレーニング:ボサノバの基本リズム「パルティド・アウト」と「イーブン8th」
- テーマの練習:ベースとドラムに乗せてCorcovadoのテーマを歌おう
- コード理論:トニックディミニッシュとサブドミマイナーの代理
- アドリブ法:ディミニッシュスケールとコンビネーションディミニッシュスケールを使ったフレーズ
- コードボイシング:ベースとドラムに乗せてCorcovadoのコードをオープンボイシングで弾こう
- 曲:ベースとドラムに乗せてCorcovadoのテーマを演奏しよう
- ディミニッシュスケールとコンビネーションディミニッシュスケールを使ってアドリブしよう
- コードボイシング:ベースとドラムに乗せてCorcovadoのコードをスプレッドで弾こう
- 曲:スプレッドを使ってCorcovadoのバッキングをしよう